年表用語説明

日本を守る会

戦後日本の世相は、国家意識の低下、民族としての連帯感の喪失、利己主義の台頭、学校教育の左翼偏向等が顕著であった。その為、次代を担う青少年の育成が危ぶまれた。かかる危局打開の為神道、仏教等の宗教界、社会教育界、言論界の有志、即ち、伊達巽(明治神宮宮司)、朝比奈宗源(鎌倉円覚寺)、篠田康雄(神社本庁総長・熱田神宮宮司)、山岡荘八(作家)、安岡正篤(全国師友協会会長)、谷口雅春(生長の家)、関口トミノ(佛所護念会)、岡田光玉(世界真光文明教団)等が会合して、懇談会がもたれ、昭和49年4月、本会が結成されるに至った。5か条の基本運動方針の冒頭には「わが国の伝統的精神に則り愛国心を高揚し、倫理国家の大成を期する」とある。なお、事務局は明治神宮会館内に置かれ、事務総長には、副島廣之(明治神宮権宮司)が就任した。