年表用語説明

甘露寺受長

明治13年、元侍従甘露寺義長伯爵の長男として出生。大正天皇の御学友として、満九才から宮中に出仕して以来、戦前戦中を通じて、東宮侍従、侍従次長等を歴任、常に天皇陛下(昭和天皇)の側近に仕えた。昭和21年掌典長に就任。昭和25年には、勅祭社宮司が天皇陛下への拝謁を賜わるべく便宜を図り、それが後の勅祭社宮司会の起源となった。昭和28年の第59回神宮式年遷宮では勅使として奉仕。昭和34年皇太子殿下の御成婚の盛儀を司祭されたのを最後に宮内庁退官。同年第6代明治神宮宮司に就任。御鎮座四十年祭、明治天皇五十年祭、昭憲皇太后五十年祭、御鎮座五十年祭等の大祭を宮司として奉仕。また、御鎮座四十年の記念事業として『新輯明治天皇御集』『新輯昭憲皇太后御集』の刊行を行った。昭和47年宮司職を勇退。退任後も名誉宮司として、神宮関連団体の会合への出席や講演等を精力的にこなした。

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