年表用語説明

元号法成立

一世一元の制は、明治22年に公布された『皇室典範』に明記されていた。しかし、敗戦後、米国による占領下に、新しい『皇室典範』が公布された際、この規定が喪失した。これにより元号の法的根拠がなくなり、昭和という元号は「事実たる慣習」の扱いとされた。こうした状況下、昭和53年7月18日、日本青年協議会の努力により、「日本を守る会」を母体として「元号法制化国民会議」が設立される。前後して同年6月14日には「元号法制化促進国会議員連盟」も発足し、元号法制化に向けて強力な推進が図られる体制が整った。このようにして、昭和54年6月6日、一世一元の制を法的に明確化させる元号法が成立した。

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