年表用語説明

献饌講結成三十周年

献饌講の前身である献饌会は、大東亜戦争下の昭和17年、茨城県那珂湊市の黒澤忠次を講元とし、地元有志が集まり、明治神宮と靖国神社に神饌を奉納すべく発足した。明治天皇の御製「國をおもふみちにふたつはなかりけり軍の場にたつとたたぬも」を基本精神として、戦争中も両神社に献饌を続けた。敗戦後の食糧難、両神社が日供の神饌を奉献することに苦慮する時も、定期的に両神社に参拝し、献饌の赤誠を捧げた。昭和22年12月、「明治神宮靖国神社献饌講」と改称され、昭和46年9月、饌会結成以来30周年の佳日を迎えた。