年表用語説明

明治神宮全国特産物奉献

明治天皇は、地方行幸に際し、諸地域の勧業に御関心を示され、該地著名の物産などを天覧に供するようご指示なされた。明治神宮崇敬会は、この有難い思召しに準じて、全国各地の特産名産の数々を御神前に奉献し、その家業繁栄を祈ると共に、これを多数参拝者の参観に供し、我が国産業の振興に資する為に、昭和38年から「明治神宮全国特産物奉献」を行うこととした。奉献式は、大祭前日の10月31日各奉献者代表として関係都道府県物産斡旋所長らが参列し、神宮大前において厳かに行われた。昭和38年の第1回は、沖縄を含む全国38都道府県が参加し、247点の見事な特産物が奉献され、11月1日から5日まで外院東廻廊へ奉陳されて50万人に及ぶ参拝者の賞賛を浴びた。