年表用語説明

御木曳式

御木曳は、御造営に使用する檜材を山から切り出して御用材として搬入する式。伊勢神宮の式年遷宮の場合を除いて、全国にもあまりその例をみない珍しい行事である。昭和30年9月11日当日、1号~5号の各車が朝の新宿を出立、江戸消防記念会の人々の木やり音頭と共に大路を練り歩き、横綱栃錦・鏡里・吉葉山をはじめとする幕内力士約60名も行進に加わった。かくして5本の御用材は、二千余名の崇敬者の奉仕によって、宝物殿前の貯水池(北池)に搬入された。