年表用語説明

内閣総理大臣吉田茂とは同姓同名。戦前は内務省神社局長（昭和2年～昭和4年）、戦後は神社本庁事務総長（昭和28年～昭和29年）の重責を担った。戦前の明治神宮との関わりは、大正8年神社局第1課長兼明治神宮造営局総務課長に就任する等、明治神宮の鎮座から御造営の完遂に至る迄、神社局で実務の指揮を執った。戦後は、昭和20年、バンス宗教課長と会談したことにより、神社は国家管理を離れ民間法人として自立する外ないこと等を政府に先がけて確認し、神社本庁の設立に尽力した。また伊勢の神宮、明治神宮、橿原神宮、宇佐神宮等の総代となり、講和独立後は、第59回神宮式年遷宮に事務局総委員副長として奉仕した外、明治神宮復興奉賛会副会長等を歴任した。