年表用語説明

明治神宮崇敬会

昭和21年6月1日に発足。会長に明治神宮宮司鷹司信輔、副会長には権宮司田中喜芳が就任。当時の崇敬会規約の第三条に、「本会は御祭神の神徳を奉戴して永遠に誠を致し、明治神宮の経営を奉賛することをもって目的とする」とあるように、発会当初は明治神宮護持の奉賛団体としての性格が強かった。昭和22年5月1日、第1回崇敬者大祭には崇敬会員260名参列。戦後初の盛儀となった。その後順調に発展を遂げ、昭和22年3月には会員数が3000名を超えた。昭和24年12月、崇敬会は規約の改正を行い、鷹司会長辞任の後、高橋龍太郎(日本商工会議所会頭)を会長に迎え、中野金次郎(興亜海上火災運送保険社長)、徳田昴平(証券取引委員会委員長)を副会長に、財界・実業界の有力者等、凡そ40名が理事に就任した。これに伴い歳入は飛躍的に増加した。御復興後の昭和35年2月開催の崇敬会評議員会に於いて、今後の活動は、崇敬者に対する御祭神の御神徳の宣揚・教化を中心とし、広く国民精神の作興や社会教化に取組むことを決した。かかる方針の下に、昭和43年3月、明治維新百年記念式典等が挙行された。