年表用語説明

藤田尚徳

明治13年、旧弘前藩士藤田潜の子として東京に生まれる。同31年、海軍兵学校に入校。同36年、海軍少尉に任ぜられ、日露戦争に従軍。戦後は海軍大学校に入学し卒業した。昭和7年6月に海軍次官、同9年5月、呉鎮守府司令長官に任ぜられた。同18年8月27日、有馬宮司の辞任を受けて明治神宮第4代宮司に就任した。宮司在職中は、神職奉務に必要な知識を研究し、祭典も厳粛な態度で奉仕した。同19年8月29日、侍従長に就任。昭和21年までつとめた。昭和45年歿。著書に『侍従長の回想』がある。