年表用語説明

リットン調査団参拝

昭和7年2月29日、満州事変・満州国調査のため来日したリットン調査団は、随員6名と外務省側接伴員数名とともに明治神宮に参拝した。この日参拝に訪れたのは、委員長リットン卿(英)をはじめ、クローデル将軍(仏)、マッコイ将軍(米)、シュネー博士(独)の各委員(マレスコッチ伯爵〈伊〉は不参)。各委員は参拝後、御苑を拝観。その後靖国神社に赴いた。『社務日誌』によれば、「右一行中正委員五名ニ対シ横山大観筆明治神宮図表装一軸宛ヲ随員八名ニ対シ雲板用色紙一枚宛ト一行全員十三名ニ対シ写真帖及御苑、舞楽絵葉書ヲ贈ルコトトシ先方ノ希望ニ依リ吉本給仕ヲシテ帝国ホテルニ持参セシム」とある。