年表用語説明

鳴虫

昭和2年の明治天皇祭は、諒闇中に当たる為、例年のような神賑の催し物を遠慮し、鳴虫を放飼する計画が立てられた。そこで東京府下の青年団に協議したところ、青年団では熱心に採集につとめ、祭典前には16,565匹の多数を集め得た。以来、毎年の明治天皇祭では鳴虫を放飼することにしたが、青年団等の採集奉納の勧募はこの年限りであり、その後は所要数を購入し、2、3の篤志家より奉納があるのみであったが、平成29年より崇敬会松戸支部より奉納されている。