年表用語説明

明治記念館本館の東京都指定有形文化財(建造物)指定

令和2年3月16日、明治記念館本館(旧赤坂仮皇居御会食所)が、東京都教育委員会により東京都指定有形文化財(建造物)に指定された。文化財指定にあたり、東京都文化財保護審議会は、「御会食所は、日本の近代初期の外交儀礼の場として、外観は御所風を基本としながら、洋風に床を板敷きとし絨毯や暖炉を導入した初期の例で、和洋折衷の様式に特徴がある。戦災焼失した明治宮殿に連なる遺構であり、明治期の公式な儀礼空間としては現存最古かつ唯一のものである。/明治時代を記念する建造物として御会食所の部材や意匠は継承され、現在は明治記念館本館として整備されている。/高い歴史的価値を有し、かつ意匠的に優れ文化的価値が高い」(東京都文化財保護審議会編『東京都文化財指定等説明書』。「/」は改行箇所)と評価している。