年表用語説明

本殿内陣御屏風「日月四季花鳥」

御本殿内陣にしつらえている下村観山が四季を描いた六曲一双の内陣御屏風「桜・桐・菊・蜜柑」は、鎮座以来、御祭神の御側近くで御神慮を慰めてきたが、平成28年5月5日の 御衣祭を機に、明治神宮ミュージアムの黒田館長による検分が行われた。その結果、ある特定の絵具が使われた箇所に劣化が見られ、修復が困難であることが判明し、鎮座百年祭を機に新調することになった(下村観山の旧内陣御屏風は、仮殿遷座祭を機に修復された)。新内陣御屏風の制作は、現代を代表する日本画家で、東京藝術大学美術学部芸術学科教授・再興日本美術院同人の手塚雄二氏が手掛け、平成30年12月に完成した。新内陣御屏風は「日月四季花鳥」と題され、令和元年の本殿遷座祭で内陣にしつらえられた。