年表用語説明

明治神宮例祭奉納力士選士権大会

明治神宮と相撲との関係は、大正7年6月1日の外苑地鎮祭に際し、大日本相撲協会による地固相撲奉仕が行われたのが最初である。また同11年11月2日、大錦が拝殿前石階下にて「手数入」(横綱土俵入り)を奉納。翌日、明治神宮の例祭を奉祝して、外苑水泳場付近仮設土俵で力士選士権大会が開催された。また同13年には第1回明治神宮競技大会(11月1日~3日)の一種目として、例祭日に相撲競技が開催されている。現在も行われている明治神宮例祭奉祝全日本力士選士権大会は、大日本相撲協会により、秋の神賑行事として大正14年11月1日、栃木山・西ノ海・常ノ花の三横綱の大前参拝に続いて、豪壮華麗な手数入を奉納、3日、明治神宮相撲場にて第1回大会が開催された。以来、昭和18年(第12回)まで開催されたが、戦争の為中断。同27年、明治天皇御生誕百年奉祝行事の一環として再興した。また、この時から毎年の行事に改められ、同33年(第18回)より蔵前国技館で、同60年(第45回)には両国国技館が会場となり、毎年多くの参観者で盛況を見せている。現在では大会当日、神前にて日本相撲協会役員・横綱の正式参拝に引き続き、向拝下石畳上において手数入を奉納。次いで午後より両国国技館にて大会が開催される。