年表用語説明

福島信義

明治44年出生。國學院大學神道部卒業。亀戸香取神社における神勤奉仕を経て、官幣中社長田神社に奉職。昭和16年官幣大社明治神宮主典。昭和20年、敵機の焼夷弾に因る明治神宮御社殿炎上の寸前、御祭神御霊代の御動座を鷹司宮司に進言。からくも御霊代は難を逃れた。終戦後、禰宜(昭和28年)として明治神宮の御復興にひたすら挺身。その間、復興奉賛会事務局長(昭和28年)、臨時造営部総務課長(昭和30年)、遷座祭事務局総務部長(昭和33年)を歴任。御社殿及び諸施設が竣功(昭和35年)した後は、明治記念館館長に就任(昭和39年)。権宮司(昭和47年)を経て、宮司に就任(平成元年)。神楽殿の造営に奔走した。平成2年神社本庁長老の敬称並に鳩杖を贈られる。平成15年92歳で帰幽。