年表用語説明

明治聖徳記念学会

加藤玄智博士(1873~1965)を中心として、大正元年11月3日に「明治聖徳記念学会」が設立された。当学会は、神道学をはじめとする様々な学問分野に基づき、日本の精神文明に関する画期的な成果を挙げて、国内外より高く評価されていた。しかし、大東亜戦争の敗北と共にその運営も困難となり、自ずと休止の状況に至った。その後、加藤博士の没後10年祭を契機として、昭和50年5月17日「加藤玄智博士記念学会」が設立された。以後博士の自由にして進歩的な神道研究方法を継承し、会員は努力して機関誌『神道研究紀要』を発刊してきたが、昭和63年11月5日、ここにひろく関連諸学を基礎として学際的に日本、日本人、日本文化、神道を研究する学会へと一大飛躍発展を遂げるべく、往年の「明治聖徳記念学会」の名称を襲い、当学会の使命とし理想としたところをも積極的に継承発展させることを目的として、「明治聖徳記念学会」が再び設立されるに至った。なお会長には明治神宮宮司が就任し、事務局は、明治神宮内に置かれている。

関連する用語