年表用語説明

神宮橋

大正9年、明治神宮の御鎮座に際して架けられた神宮橋は、竣功から60年を迎え経年劣化し、昭和48年からは車を通せないほどだった。そこで東京都は、現状を鑑み、神宮橋の掛替えにふみ切ることを決し、昭和54年9月に着工、丸3年の歳月と11億5700万円の巨費を投じて、昭和57年10月に完成させた。新しい神宮橋のデザインは、東京都文化デザインの事業として行ったもので、燈籠型の親柱、袖柱等は大正9年当時のものを復元する形で生かし、歩道部分は神宮の表参道を彩る欅の木をデザインした美しい舗装になっている。