年表用語説明

桃林荘

桃林荘は昭憲皇太后の御生家である一條家にあったもので、しばしば行啓になられた由緒ある建物。当時は桃花殿といわれ、これに附属の華山亭という茶室があった。昭和35年、明治神宮が両建物をゆずり受け、華山亭は境内萩の庭に、桃花殿は桃林荘と改称して明治記念館の庭に移築していた。昭和53年、記念館北新館の改築にともない、桃林荘を境内萩の庭に移築して18年ぶりに両建物が一緒になった。以来、桃林荘・華山亭は茶席として一般の利用に供することになった。